STORY
『イオランタ』
舞台は16世紀の南フランス。プロヴァンス王ルネには、生まれつき目が見えない美しい娘イオランタがいました。王様は、娘の不憫を隠し、人目を避けた堅牢な城でイオランタを育てました。王女は、自らが盲目であることを知らず、美しい庭で孤独に暮らしています。
ある日、ブルゴーニュの騎士ヴォデモンが城を訪れます。彼はイオランタの美しさに心を奪われ、2人は恋に落ちます。しかし、イオランタは目が見えないために、ヴォデモンとの未来を諦めようと決意します。
ヴォデモンは、イオランタの目が見えるように、ありとあらゆる手を尽くします。そのおかげで奇跡的にイオランタは目が見えるようになります。光の世界を見たイオランタは、喜びと感動に包まれるのです。
『くるみ割り人形』
クリスマスイヴの夜、クララはドロッセルマイヤーおじさんからくるみ割り人形をプレゼントされます。いつしか眠りに就くクララは、その夜、くるみ割り人形のもとを訪れます。時計が0時を告げると、クララの身体は人形のように小さくなります。
クララはくるみ割り人形とともに、ネズミの王様率いるねずみの大軍と、おもちゃの兵隊との戦いに巻き込まれます。クララは機転を利かせ、スリッパを投げてくるみ割り人形を助け、勝利。魔法をかけられていた人形は、王子の姿に変わります。
戦いの後、王子はクララを美しいお菓子の国へと招待。そこには、「金平糖の精」や「花の精」などの妖精たちがたたずみ、華麗なダンスを披露します。
いつしか現実の世界に戻り、夢のようなひとときを過ごしたクララ。くるみ割り人形はもと通りの木の人形でしたが、クララには忘れられない思い出が残りました。