STORY
〈第1部/決闘〉15世紀アラゴンの貴族ルーナ伯爵は美しい女官レオノーラに思慕を寄せるも、彼女と結ばれていたのは吟遊詩人のマンリーコだった。ふたりの男はレオノーラの前で決闘を誓い、彼女は気を失ってしまう…
〈第2部/ジプシー〉マンリーコの母アズチェーナが伯爵への復讐心を語る。かつて自身の母親が伯爵家によって無実の火刑に処せられた。その怒りから伯爵家の赤子を火に投げ入れたが、誤って自分の息子を殺してしまった、と。一方、「恋人の死」という誤報を聞いたレオノーラは絶望して修道院にむかう…
〈第3部/ジプシーの息子〉マンリーコはレオノーラを救い出し結婚式を挙げようとしていた。そこにアズチェーナが捕えられたとの報せが入る。マンリーコは母を救うため兵を挙げる…
〈第4部/処刑〉戦いに敗れたマンリーコは母とともに捕えられる。レオノーラは彼の釈放と引き換えにルーナ伯爵に身を捧げると誓いつつ、毒をあおる。レオノーラは絶命し、裏切られ怒った伯爵はマンリーコを刑に処す。その時、アズチェーナが勝ち誇り叫ぶ。「それはお前の弟だ、復讐はなった!」