STORY
《第1幕》
かつては愛し合った夫オルフェウスへの気持ちも遠にさめたユーリディスは、浮気相手(実は地獄の大王プルート)と密会中に夫が忍ばせた毒蛇に噛まれる。本性を現したプルートは彼女を誘拐し、夫は大喜び。しかし世論の命令で彼は妻の返還を頼みにジュピター神の世界へ向かう。一方、人間界の噂で盛り上がる神々。弟のプルートを咎めるジュピターであったが、逆に神々から自分の不品行を責められる始末。オルフェウスが現れると彼の頼みに便乗し、皆で地獄に向かう。
《第2幕》
ハエに化けたジュピターは早くも退屈しているユーリディスを口説く。二人は一緒に逃げ出そうとするが、プルートに発見される。そこに現れた夫はしぶしぶ妻の返還を求め、ジュピターは「関所まで振り向いてはならぬ」という条件で彼女を帰すが……。
“陽気で楽しいオペレッタの記念碑的大傑作”