STORY
まだ植民地である時代のボストン。知事のリッカルドは部下のレナートの妻アメーリアに密かに心を寄せている。成就しない恋に悩むリッカルドは「人を惑わす」と訴えられた占い女ウルリカのところに身分を隠して訪れる。そこでアメーリアも苦しい恋を隠していることを知り、彼女に会うために真夜中の処刑場に向かう。そこで二人は愛を告白。そこにレナートが現れる。彼は迫る反逆の危機をリッカルドに急報しに来たのだった。リッカルドはこの婦人の身の安全を知事に変装したレナートに委ね、急ぎ去る。レナートは危機を前にして自分の上司が密会していたのは、何と他ならぬ自分の妻であることを知る。レナートは名誉を汚されたとして、妻に自害を要求、敵であった暗殺団の仲間に入る。ついに運命の仮面舞踏会が……