STORY
17世紀のボヘミア。
若い狩人のマックスは、明日開かれる射撃大会で優勝すれば、森林保護官の娘アガーテとの結婚が許され、保護官の後任に就くことができるが、調子が悪い。そこで、仲間のカスパールにそそのかされ、“百発百中の魔弾”を手に入れるため狼谷へ向かう。カスパールは悪魔ザミエルと取引をしており、マックスの魂と引き換えに、自身の命を延ばし、マックスは7発の魔弾を手に入れる。この魔弾は、6発までは自分の意のままになるが、最後の7発目だけは悪魔の望むところに命中するという。
大会当日。マックスは魔弾のおかげで好成績を収めるが、領主が命じて鳩を狙った最後の1発が愛するアガーテに向かって飛んでいく。しかしアガーテは、隠者にもらっていた白バラの花冠に守られて、その弾はカスパールを射抜いた。
マックスは全てを告白し、領主は彼を追放しようとするが、隠者のとりなしによって、1年の執行猶予の後にマックスとアガーテの結婚が許される。